投資信託の分配金と基準価格の関係を理解するためにはまずは投資信託の基準価格がどのように決められるのかを理解する必要があります。

基準価格とは?

基準価格とは通常の株式投資の1株あたりの価格に相当するものです。

基準価格1口10000円のものを10000円分購入し、この基準価格が1年後に20000円になっていたら資産が倍になったということになります。

基準価格を決める公式

基準価格ですが、以下の公式で求めることができます。

基準価格=純資産総額/投資口数数

純資産総額の考え方

さらに純資産総額を分解すると以下のようになります。

純資産総額=資産総額ー運用コスト

さらに資産総額は以下のように分解できます。

資産総額=株式や債券などの時価評価の総額 + 利息や配当金

運用コストについては以下のような内容になります。

運用コスト=分配金+運用手数料

分配金は投資家に支払うもので、運用手数料は投資信託を運用する会社の手数料です。

投資口数数の考え方

投資口数については当初1万口1万円で設定されその後変動します。つまり、同じ金額を投資しても基準価格によって購入できる口数は変わってくるということです。

  • 基準価格10000円の時:100万円投資=100口
  • 基準価格5000円の時:100万円投資=200口
  • 基準価格20000円の時:100万円投資=50口

分配金は基準価格のマイナス要因

上記の公式をみて分かる通り分配金は純資産総額を減らすマイナス要因のため、分配金を支払えば支払うほど基準価格は下落する関係にあります。

2020年の分配金のトップ10ランキング

以下は昨年の分配金が多かったファンドのトップ10ランキングです。分配金も支払われて基準価格も上昇しているのであれば最高ですね。

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