セゾン投信の社長である中野晴啓氏がお勧めするつみたてNISAに最も最適な投資信託8本を解説してくれているのがこのつみたてNISAはこの8本から選びなさいです。
「つみたてNISAはこの8本から選びなさい」で勧められている投資信託の選定ポイント
「つみたてNISAはこの8本から選びなさい」で勧められている投資信託の選定ポイントは以下の点です。
- 国際分散投資をしていること
- 日本株の比率は30%以下であること
- 日本株が入っているもの
- 為替ヘッジなし
- 純資産残高50億円以上
- ターゲットイヤーファンドは外す
国際分散投資と日本株について
国際分散投資は納得です。ただ、2と3は意外でした。中野さんによると、日本株の時価総額は世界第3位ということらしく、世界第3位の規模の市場を考慮に入れないのはナンセンスとのことです。
ただ、個人的には日本の少子高齢化や労働人口の減少を考えると、日本が今後も成長するとはどうしても考えにくく、長期の投資を考えると、どうなのかなと思っていしまいます。最も、だからこそ日本株の比率は30%以下なのかもしれませんが。
為替ヘッジのあり、なし
「為替ヘッジあり」とすると為替変動リスクを回避できる代わりにヘッジコストがかかってしまいます。
一方、「為替ヘッジなし」の場合は、為替変動リスクを回避できない代わりにヘッジコストがかからないというメリットがあります。
悩ましいところですが、手数料を安く抑えることが極めて重要な長期の投資信託では、ヘッジコストのかからない「為替ヘッジなし」を選択することになります。
純資産残高50億円以上
純資産残高は投資した資金の合計、つまり、投資信託の規模のことですが、投資信託を安定的に運用していくためには、ある程度以上の規模が必要になります。
本書では、30億以下の投資信託は繰り上げ償還(途中で運用中止)の可能性が高まると書かれていましたが、一つの目安としては大切なポイントだと思います。
ターゲットイヤーファンドは外す
ターゲットイヤーファンととは、年齢によってリスクの比率を変えていく投資信託のことです。年齢が低ければハイリスクハイリターンのポートフォリオが中心ですが、年齢が高くなるにつれて、リスクを下げて手堅い運用にシフトしていく、という類のものです。
本書によると、ターゲットイヤーファンドは、株式市場が好調にも関わらず、年齢によっては投資対象から外すなどの機会損失が生まれる可能性があるため、除外するとのことです。これは納得できます。
本書で勧められている投資信託8本
で、以下が本書で勧められている投資信託8本です。
- セゾンバンガード グローバルバランスファンド
- セゾン資産形成の達人ファンド
- 世界経済インデックスファンド
- のむラップ・ファンド(積極型)
- eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
- 楽天・全世界株式インデックスファンド
- iFree 8資産バランス
- EXE-i グローバル中小型株式ファンド
中野さんが社長を勤めるセゾン投信の投資信託が上位1位、2位というのがなんとも言えないところですが、このお勧めの8本を僕も自分で調べてみました。
セゾンバンガード グローバルバランスファンド
以下がセゾンバンガード グローバルバランスファンドの基礎情報です。
セゾン資産形成の達人ファンド
世界経済インデックスファンド
のむラップ・ファンド(積極型)