TOEFLの試験形式
TOEFL IBTは、4つのセクションで構成されています。
- リーディングセクション(60-80分):3-4の長文を読んで、それに関する問題に答えます。問題は、マルチプルチョイス、マッチング、Yes/No/Not Given、True/False/Not Given、サマリングなどの形式で出題されます。
- リスニングセクション(60-90分):4つのセクションからなり、日常会話、講義、学生のディスカッションなどの音声を聴いて、それに関する問題に答えます。問題は、マルチプルチョイス、マッチング、Yes/No/Not Given、True/False/Not Given、サマリングなどの形式で出題されます。
- スピーキングセクション(20分):6つの課題があり、自分の意見を述べたり、聴いた内容について要約したりする場合があります。音声を録音して送信します。
- ライティングセクション(50分):2つのタスクがあり、1つは読んだ文章に対して意見を述べたり、要約したりする課題、もう1つは学術的なトピックに関してエッセイを書く課題です。
TOEFL IBTの試験は、約3時間から4時間かかります。リスニング、リーディング、スピーキングセクションは、同じ日に行われます。ライティングセクションは、同じ日か、試験日から1週間以内に行われます。また、TOEFL IBTは、コンピュータで実施され、スコアは10点単位で評価されます。
IELTSの試験形式
IELTSの試験形式は、アカデミックモジュールとジェネラルトレーニングモジュールの2つに分かれています。アカデミックモジュールは、大学や研究機関での学術的な目的に、ジェネラルトレーニングモジュールは、海外での生活や仕事での実用的な英語力を証明するために使用されます。
IELTSの試験は、4つのセクションで構成されています。
- リスニングセクション(30分):4つのセクションからなり、日常会話や講義の音声を聞き取ります。問題は、選択肢やマッチングの形式で出題されます。
- リーディングセクション(60分):3つの長文を読み、それに関する問題に答えます。問題は、選択肢、マッチング、True/False/Not Given、Yes/No/Not Givenの形式で出題されます。
- スピーキングセクション(11-14分):試験官との対話形式で行われます。質問に答えたり、提示されたトピックについて話したりする場合があります。
- ライティングセクション(60分):2つのタスクがあり、1つは150語程度の短文を書く課題、もう1つは250語程度のエッセイを書く課題です。
IELTSの試験は、約2時間45分から3時間かかります。リスニング、リーディング、ライティングセクションは、同じ日に行われます。スピーキングセクションは、同じ日か、試験日から1週間以内に行われます。
TOEFL IBTのメリット・デメリット
TOEFL IBTのメリット:
- 試験内容が一貫しており、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングの4つのセクションで構成されています。
- 試験時間が長く、スピーキングやライティングのスキルを深く測定することができます。
- コンピューター上での試験であり、受験者は筆記用具を持参する必要がありません。
TOEFL IBTのデメリット:
- 試験費用が比較的高いため、多くの人にとって受験負担が大きいかもしれません。
- スピーキングセクションでは、コンピューターに向かって話さなければならないため、不自然に感じることがあるかもしれません。
IELTSのメリット・デメリット
IELTSのメリット
- 試験内容がアカデミックモジュールとジェネラルトレーニングモジュールに分かれており、受験者が自分の目的に合わせて受験できます。
- スピーキングセクションでは、直接対話で試験を行うため、より自然な会話の形で英語能力を測定することができます。
IELTSのデメリット:
- 試験時間が比較的短いため、スピーキングやライティングのスキルを深く測定することができません。
- 試験の形式が変更されることがあるため、受験者は試験内容をよく確認する必要があります。
以上のように、TOEFL IBTとIELTSにはそれぞれメリットとデメリットがあります。受験者は自分の目的や英語能力レベルに合わせて、どちらの試験を受験するかを検討する必要があります。